『組子細工の技を継ぐ』予告編

  • Client : 竹中大工道具館
  • 監督・編集 : 上田謙太郎

繊細で緻密なデザイン、高い加工精度を必要とする組子細工。長野県篠ノ井にそのパイオニアがいる。横田栄一氏(栄建具工芸)は半世紀以上に渡り、組子細工を制作してきた。栄建具工芸が手がけた組子作品の歴史と、最新作『信濃の山河』の制作に迫る。

組子細工の世界ではパイオニアと言われることもある、横田栄一氏の「栄建具工芸」の歴史と仕事を映像に収めました。職人さんの技巧はものすごいのですが、彼は技巧の先に行っている。感性の部分が実は1番すごい。撮影地周辺、信州の美しい風景が印象的で、上田、小諸、姥捨、篠ノ井、千曲、白馬で撮ったたくさんの風景ショットも映像の一部になりました。信州の風景と職人の感性がつながっているように感じました。本編は「木組 分解してみました」展にて、展示上映されます。2020年に名古屋、東京、広島、札幌と巡回するのでお近くに来た際はぜひ!竹中大工道具館のライブラリーでも観賞できます。